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2008年08月26日

ナイトミュージアムの劇の背景について

今回、いろんな思いが多すぎて、台本が出来上がるのが遅くなってしまいました。
欲が出ました。伝えたいことが多すぎて・・・・。

ZOが博物館で公演をやらせてもらうことの意味。
博物館で送るからこそ、強く訴えかけれるメッセージ。


何を書こう。何から書きだそう?



と思っていた矢先、テレビを賑やかしたのはふたつの事件でした。。。


※以降、ご興味のある方だけどうぞicon33

ひとつめは、記憶に新しい秋葉原の無差別殺傷事件。

あまりに悲しい事件でした。
ニュース番組では、時を同じくして立て続けに起きた殺人事件のニュースがその後も続いていました。


ナイフで人を刺す。
ナタで人を殺す。
包丁で人を切る。
車で人をはねる。。。。

最近あまりにも殺人事件が多い。
そして簡単に人殺しに使われてしまう、身近な「道具」。

そもそも人は「幸せになるために」「暮らしを便利にするために」道具を開発し続けてきたのではないのか?
なぜその道具が、人を傷つけたり人を悲しませたりするために使われなければならないのだろう。。。


ハットラくんは最後にみんなに語りかけます。

「どうか、ナイフや銃を、人を不幸にするためのものとして使わないでほしい。

今、この瞬間も、人が作った道具で、人が幸せになるために作った道具で、かけがえのない命が奪われている。

そんな歴史をこの先も続けていいのか?」



そしてもうひとつのニュース。

世界遺産に落書きをして騒がれた名門野球部の監督。
それほど後世に名前を残したがってるんなら、ニュースでも名前を大きく報道してやればいいのに、とさえ思った。

歴史ある建造物は・・・・いや、それだけじゃない。過去から現代まで残っている「物」は、何かしらを現代に生きる私達に伝えたくて、そのために存在してくれているものなのではないか?
朽ちることなく、淘汰され捨てられることなく、現在まで存在し続けている、
そのことの尊さに人はもっと敬意を払うべきだと思った。

そこに存在するものは、無機質な「物」ではなく、「その先に見え隠れする過去からのメッセージ」だと思う。

過去からのメッセージは、私達の明るい未来へのヒントをいつでも与えてくれている。

そう思えば、面白がって落書きをしたり、お寺に火をつけたりということの重大な過ちが見えてくるのではないだろうか。


博物館に展示されているすべての「物」や「武器」には歴史がある。そのもの自身が持っている過去がある。
今回、ジュエイルが私欲のためにかけた魔法で、展示物それぞれの「物」に過去の記憶が甦った。
演出上、ナウマン象や縄文人が動き出すほうばかりにスポットを当ててしまったが、はたして館内に飾られたそれぞれの「物」の記憶の中には、人の笑顔と悲しみのどちらのほうが多く刻まれているのだろうか。


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この記事へのコメント
僕は世界遺産のど真ん中の様な小さな町で育ちました。子供の時の話なので周りの物が歴史的に重要だとか一切考えた事はありませんでした。でも外国人は沢山歩いているし、親戚も毎年必ず誰かが遊びに来るという感じでしたので周りの建造物達の大切さはなんとなく感じてました。子供たち(大人も?)がそれぞれ育つ環境は違いますが、その為の博物館であったり遺跡だったりするんでしょうね。
Posted by KANTOKU at 2008年08月26日 13:16
>kantoku へ

私は子供の頃学区内に博物館があったので、博物館は小学生の私達の遊び場でした。(クーラー効いてるし、水飲み場があるし、小学生タダだし。笑)
歴史に敬意を払うということはその頃は特別考えなかったけど、それでもなんとなくその頃に学んで培った思想のような気がします。
使い捨ての時代だからこそ、物の大切さや意味について考えたいですね。
Posted by わにわに at 2008年08月26日 13:22
このメッセージは、きっと会場の皆さんに届いたと思います。少なくとも僕はそう信じています。(^^)v
Posted by マサ・サイキョウマサ・サイキョウ at 2008年08月26日 14:36
>マサ・サイキョウさん へ

私の声は小さくとも、ハットラ君が熱く熱く語ってくれた言葉は子供から大人まで心に響いてくれると信じています。それはやっぱり、本物の戦いを見せたヒーローの口から語られる言葉だからだろうと思います。

マサさんの熱演に感謝しています(^^)
Posted by わにわにわにわに at 2008年08月26日 15:21
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    コメント(4)